こんにちは、セブテク編集部です。
フィリピン人はみな、お祭りが大好きです。
そのフィリピンで行われる最大のお祭りが、毎年1月にセブ島で開催される「シヌログフェスティバル」です。
今回はそのシヌログフェスティバルに行ってみましたので、ご紹介します!
シヌログとは
シヌログとは、何を祝うお祭りなのかを現地の方に聞いてみました。
フィリピンはアジアでも有数のキリスト教国です。
このお祭りでは、キリストの子供時代を指す「サントニーニョ(Sto. Nino)」の像を讃えます。
サントニーニョ像は、フィリピンにおけるカトリックのシンボルとして、人々の信仰の対象となってきたそうです。
シヌログは、毎年1月第3週目の、金曜日から日曜日までの3日間で開催されます。
その3日間の中でも、最終日の日曜日にグランドパレードがあるため、一番の盛り上がりを見せます。
グランドパレード
グランドパレードでは、各グループがダンスパレードを披露し、それを審査するというコンテスト形式になっています。
ルートは上記の画像の通りであり、毎年ほとんど変わらないです。
パレードの沿道は見物客で混雑しており、特にフエンテのオスメニアサークル(FUENTE OSMENA)付近は、見学のベストスポットとして人気が高いため、大混雑が予想されます。
その他の催し
シヌログは、メインのパレード周辺だけでなく、様々な場所でイベントが開催されています。
特に、シヌログが開催される週はお店やモールがシヌログデコレーション一色になります。
また、上記の画像のように、毎年シヌログTシャツがかなり安値で売り出されています。「安値」というのには、理由があります。
シヌログでは、多くの人がフェイスペイントやヘアスプレーをつけるからです。
それだけでなく、通りすがりの人同士でペンキを顔に塗りあう風習があります。
そのため服がかなり汚れてしまいます。
シヌログを見学される際には、シヌログTシャツを買うことをおすすめします!
見学の際の注意事項
さて、これだけ大規模なイベントともなると、見学するにも少し注意が必要です。
これだけ大きなお祭りだからこそ、規制もあります。
交通規制
シヌログ当日は、朝からパレードのルート周辺が車両進入禁止となります。
そのため、見学される際にはパレード地区周辺までタクシーやジプニー(フィリピンのバス)で行き、そこから現場まで歩く形になります。
ネットワーク規制
当日のパレード周辺の地域では、テロ対策としてネットワークも使用できなくなります。
この規制が実施されると、携帯電話での通話・通信ができません。
そのため、人混みで友人とはぐれてしまったとしても連絡を取る手段がないので、事前に待ち合わせ場所を決めるなど十分注意しましょう。
盗難・スリ
パレード会場は大変混雑しているため、荷物はできる限り少なくすることをおすすめします。
スリや置き引きなどが多数発生するため、自分の荷物の管理は徹底しなければいけません。
組織的なスリも行われているので、十分注意してください。
まとめ
シヌログは規模が大きいことで有名ですが、実は長い歴史を持つキリスト教のお祭りです。
フィリピンの文化を知る上では、欠かせないイベントの一つでもあります。
スリなどのリスクもありますが、学校ごとや会社ごとに参加するグランドパレードも一見の価値ありです。
陽気なお祭り好きなフィリピン人と仲良くなる絶好のチャンスでもありますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?