こんにちは。セブテク編集部です。
皆さんは猫派ですか?犬派ですか?
今日はセブ島にいる野良猫ちゃんたちのお話を紹介します。
最近、セブのITパーク(IT Park)の道を歩くと、面白い耳をもっているノラ猫を見ることができます。右の耳か左の耳が、V字に切り取られていて、まるでさくらの花びらのようです。
これが、今回紹介する「さくらねこ」と呼ばれる猫です。

なぜ「さくらねこ」?
「さくらねこ」は日本から来た名称です。
2020年度環境省の調べにより、日本では1年間に約約2万頭の猫が行政に殺処分されています。野良猫の増加は環境問題につながりますが、沢山の罪なき命の殺処分も関連者の様々な人のメンタルヘルスへ影響し、大きな社会問題になります。殺処分ゼロを目指しているボランティアさんたちはTNRを実行しています。
TはTrap(トラップ): 捕獲すること
NはNeuter(ニューター): 不妊手術のこと
RはReturn(リターン): 猫を元の場所に戻す
ということです。

子猫を産まなければ殖えることもなく、殺処分する必要もありません。この時「この猫は不妊手術済みです」ということが他の人にもわかるように、麻酔中にみみ先を少し切ります。さくらの花びらのような形なので、その耳は「さくらみみ」といい、TNRを過ごしたねこちゃんは「さくらねこ」と言います。

この心温まる活動はセブでも実行されています。
TNR活動の一日
筆者は「Cats of IT Park Apas」というボランティアグループと一緒にTNR活動に連れて行っていただきました。今回事前に選択した5頭の猫を捕獲するのを目指していました。




手術の費用はほとんどセブにいらっしゃる動物の好きな人たちからの支援でまかなわれています。獣医師さんもサポートとして、通常より低価格でサービスを提供しています。
TNR活動のほか、今回同行させてもらった「Cats of IT Park Apas」のボランティアさんたちは交代で、少なくとも一日に一回ITパーク(IT Park)にいるノラ猫に餌をあげています。



まとめ
動物の待遇を改善し、アニマルウェルフェア(動物福祉)に関する社会的意識を高めるように頑張っている動物の好きな人が増えていることをうれしく思います。
次回、”さくらみみ”を持っているさくらねこを道端で見かけたら、「この猫ちゃんたちの背景にはお世話をしてくれる優しい人たちに見守られている」という目印なので安心してください。
「Cats of IT Park Apas」の皆さんの活動に興味のある方は下記添付のボランティア団体”Cats of IT Park Apas”ページをご参照ください。
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https://www.facebook.com/catsofitparkapas/