フィリピンで大人気のSNS、フェイスブック!~フィリピン流使い方~

フィリピンで大人気のSNS、フェイスブック!~フィリピン流使い方~

こんにちは。セブテク編集部です。

皆さん、フィリピン人はフェイスブック(FB)が大好きなのはご存じですか?
いつでもどこでもFBをひらいている姿を目にすることができます。

携帯電話のデータプランも無料でFBを利用できるプランが多く存在します。
さて、フィリピンではどんなふうにFBが使われているのか見ていきましょう。

いまだにFBユーザーが圧倒的多数のフィリピン

多くの方はご存じなのでいまさらですが、フィリピンではSNSおよびメッセンジャーの中ではフェイスブック(FB)が圧倒的に支持されています。完全に日常生活に溶け込んでいて、現地生活ではなくてはならないデフォルトと言ってよいくらいです。

エマージングマーケットではいまだに新たなユーザーを獲得しているFBですが、プライバシーを含めた問題が指摘されてすでに久しくなります。ここではフィリピン現地でのFB支持の度合いと、欧米や日本などでの評価を比較しながら、プライバシーの懸念よりも共有することで楽しみを増幅させるフィリピンの皆さんの国民性にも言及してみたいと思います。

選挙コンサルティング会社がデータマイニングに利用していた

映画にもなったFBスキャンダルのことは知っているけど…

ケンブリッジ・アナリティカ社が関連するスキャンダルによる社会への否定的影響が5年以上前から騒がれすでに久しくなります。プライバシー保護の懸念に起因した登録者数減や株価下落が大きな話題となり、日本でも最近出版された暴露本の影響で内容が広く知られているはずです。英、米議会公聴会で明らかになった社会的影響の内容がドキュメンタリー映画として描かれ、Netflix でもThe Great Hack (2019) が2022年現在いまだに見られるのでご覧になった方も多いかと推察します。 

(英国のケンブリッジ・アナリティカ社は、かつて存在した選挙コンサルティング会社で、データマイニングとデータ分析を手法としていた。)

アルバム代わりに使い倒す

フィリピンの皆さんの間で生活していると、お祝い事やイベントだけでなく何かにつけて自分が面白いと思ったものをに大量かつ頻繁にFBなどのSNSに投稿する、という姿勢をよく目にします。プライバシー云々を気にするより、「ストレージのコストを払うくらいならFBやインスタグラム(IG)をフリーアルバム代わりに使い倒す」、という姿勢が見られます。「自撮り世界一」の国民性を自負するフィリピンでは、特にマニラやセブの都市圏では自撮り傾向が強くなります。FBでもとにかくセルフィー写真をあげまくるヘビーユーザーが多いことは肌で感じます。とにかく「べた」のノリで目立ったもん勝ち…です。自己主張が強く目立ちたがりが多い、という国民性の表れでしょうか?

ショッピングモールでも自撮りスポットは多い

お祭りごとでよく料理される豚の丸焼きをしょっちゅうFBの投稿で見かけます。また、大きなバナナの皮をテーブルいっぱいに敷いて大量の料理を並べて、大勢で一斉に手づかみで食べるという「ブードルファイト (Boodle Fight)」の投稿もあちこちで見かけます。とにかくみんなでおしゃべりして騒ぐのが大好きな明るい国民性が現れていると思います。

まとめ 共有すればもっとおいしく楽しい♪

道具やシステムを作るのはエンジニアですが、使うのはそれぞれの目的を持つ人々である、ということを感じます。 これら道具を使った政治的な扇動や負の社会的影響などが少なくなり、より明るい社会になることを望みます。

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