【コードレビュー】Phabricator(ファブリケーター)とは?使い方は?

【コードレビュー】Phabricator(ファブリケーター)とは?使い方は?

こんにちは、セブテク編集部です。

皆さんは、チーム開発するにあたって、どんなツールを使っていますか?

私がブリッジSEとして携わるオフショア開発現場では、

Phabricator(ファブリケーター)というツールを使っています。

入社間もなく、デベロッパーに「これ使ってるよー」と紹介されたのですが・・・

Phabricator(ファブリケーター)?

・・・何それおいしいの?

   

という状態でした。

それもそのはず。

2019年現在、日本であまりなじみがなく、そのため日本語の情報も少ないんです。

しかし!世界的には結構使われているようです。

今回はそんなPhabricator(ファブリケーター)について特集してみたいと思います!

Phabricator(ファブリケーター)とは

公式によると、

Discuss. Plan. Code. Review. Test.

話し合う。計画。コード。レビュー。テスト。

プロジェクトに必要なすべてのアプリケーションを1つのツールで利用できます。

https://www.phacility.com/phabricator/

とのこと。おぉ・・・これはすごそう。

さらに、

・当初はFacebookの内部ツールとして開発された

・ 主要開発者はFacebook社員だったエヴァン・プリエストリー

・ 初版 2010年(9年前)

という情報もあり、なかなか信頼できそうなツールです。

具体的には何ができるの?

ここからは、具体的に何ができるかを見ていきましょう。

・コミット前のコードレビュー

・ Git、Mercurial、および SVN をサポート

・ ソースコードの監査

・ チーム開発

・ カスタマイズ可能なタスク管理

・ メモ

・ ワークボードとスプリント

など・・・

たくさん機能がありますが、一言でいうと、

「チーム開発時のタスク管理とコードレビューが一度にできる便利なツール」です。

タスク管理とコードレビュー

ここからは、より詳しく機能面について見ていきましょう。

タスク管理

Phabricatorを使えば、下記の流れがすべて一つのツールで可視化できます。 (下記は一例です)

・タスクのリスト化、 各メンバーへのタスクの振り分け(①)

・進行中タスク(②)

・開発完了し、レビュー待ちのタスクの確認(④)

・他のメンバーがレビュー(⑤)

・レビューに通らなければ差戻し(③)

・再度レビュー(⑤)

・開発完了、レビュー済(⑥)

・受け入れ完了(⑦)

こんな感じです。

チームでの開発は、タスク管理が煩雑になりがちなので、きちんと可視化できるツールはありがたいですね。

上記はあくまで一例ですが、業務に合わせてカスタマイズが可能なのがポイントです。

コードレビュー

コードレビュー(review)※公式サイトより
コード監査(Audit) ※公式サイトより

Phabricator には、コードレビュー機能(review) と コード監査機能(Audit) があります。

二つの違いは、

●コードレビュー機能(review)

…レビュー担当者がOKを出さなければ公開ができない。より確実なコードが共有される

● コード監査機能( Audit )

…監査担当者がOKを出さなくても公開ができる。よりスピーディに開発が進む

というところです。

詳しくは下記に説明があります。

https://secure.phabricator.com/book/phabricator/article/reviews_vs_audit/

実際に使用してみた感想

実際に開発を行うメンバーがコードレビューができるのはもちろん、

ディレクターやブリッジエンジニア・営業など、開発メンバー以外にも作業の進捗状況が見えやすい!

これが、Phabricatorの良さかなぁと思います。

UIが見やすいのもポイントですね。

・・・ 試してみようという気持ちになりましたか?

インストール方法やそのほかの特徴については、詳しくは公式サイトを確認してみてください。

https://www.phacility.com/phabricator/

まとめ

今回は、タスク管理・コードレビューツール Phabricator(ファブリケーター)について紹介しました。

フィリピン、セブ島でオフショア開発を行っている弊社Sprobeでは、

世界共通言語である「英語」を使って開発をおこなっているため、得られる情報の範囲が広く、

日本では馴染みのないツールでもどんどん取り入れることができます。

その結果、業務効率化につながり、規模や種類に関わらず幅広い案件に対応可能となっています。

システム開発・アプリ開発をご検討の方は、ぜひお問い合わせくださいね。

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